月曜日, 7月 15, 2019

『朝霧高原ジビエ』販売開始致しました。

一見、充実した森林資源に見える毛無山ですが、中に入ると森林被害は一目瞭然。
ニホンジカによる、スギやヒノキへの樹皮剥ぎ被害は甚大です。
近年、暖冬などの影響で、ニホンジカの生息密度は非常に高くなっております。
最近では、防護柵等の対策を講じないで植栽した場合、そのほとんどがニホンジカによって食べられてしまうので、木を伐って普通に植えるだけでは、成林しなくなっています。
針葉樹は樹皮のすぐ裏側で水分と養分を送っているので、樹皮剥ぎ面積が拡大するとその木はやがて枯死します。枯死しない場合でも、将来木材製品とした場合の価値は極端に低下します。
 
害獣としてのニホンジカですが、これを生かす道として、ふもとっぱらでは「朝霧高原ジビエ」として食肉加工処理施設を今春オープン致しました。従業員も見習い猟師として修業中です。害獣もまた、森の恵みとして、ご来場者の皆様と分かち合いたいという想いから、新規事業として着手致しました。
 慣れない難しい作業ですが、近くの先輩猟師の指導を頂きながら、丁寧にニホンジカを捌いております。しっかりとした処理を行い、臭み等がなるべく無いように仕上げています。熟成庫で、熟成させてから真空冷凍して完成です。価格は、背ロース(主にステーキ用)・450円/g、モモ(主にBBQ用)・350円/g、こま切れ(主にカレーやシチュー用)・250円/gとなっております。是非、ご賞味下さい。お土産等にもご活用下さい。基本的には管理棟・売店で販売しておりますが、発送等も行いますので、お問い合わせ下さい。




0 件のコメント: