静岡県富士宮市、朝霧高原にある 自然体験休暇施設「ふもとっぱら」の公式ブログ。2005年に開設された同施設は、キャンプや森林体験、気球体験などのアウトドア体験の他、イベント会場、個人/団体用の宿泊施設として運営。そのロケーションのすばらしさから様々なメディアのロケ地としても活用されている。
ページ
▼
日曜日, 5月 28, 2006
土曜日, 5月 27, 2006
水曜日, 5月 24, 2006
MTBコースにおける間伐材利用
火曜日, 5月 23, 2006
カーボンニュートラル
カーボンニュートラルという言葉をご存知でしょうか?
木質バイオマスは、化石燃料とは違い短いサイクルで再生産可能な資源です。植物は、光合成を行い成長していきます。その過程で、空気中の二酸化炭素を吸収しているのです。よって、木材を燃やしたところで吸収した分を大気中に返したことになるだけで、二酸化炭素の増減に影響を与えていない訳です。このような性質を、カーボンニュートラルといいます。木を伐った場所にまた木を植えることによって、また二酸化炭素の吸収が始まるわけです。
木造住宅にお住まいの方は、吸収した二酸化炭素を永きに渡って貯蔵していることになります。木造住宅に住むことは、地球温暖化の抑止に貢献していることになる訳です。
こんな風に木を使うと、たくさん良いことがあります。
「自然の力によって出来た天然林」と「人の手によって造られた人工林」どっちが多くの二酸化炭素を吸収していると思いますか?
答えはふもとっぱらで見つけてください。それではまた!
木質バイオマスは、化石燃料とは違い短いサイクルで再生産可能な資源です。植物は、光合成を行い成長していきます。その過程で、空気中の二酸化炭素を吸収しているのです。よって、木材を燃やしたところで吸収した分を大気中に返したことになるだけで、二酸化炭素の増減に影響を与えていない訳です。このような性質を、カーボンニュートラルといいます。木を伐った場所にまた木を植えることによって、また二酸化炭素の吸収が始まるわけです。
木造住宅にお住まいの方は、吸収した二酸化炭素を永きに渡って貯蔵していることになります。木造住宅に住むことは、地球温暖化の抑止に貢献していることになる訳です。
こんな風に木を使うと、たくさん良いことがあります。
「自然の力によって出来た天然林」と「人の手によって造られた人工林」どっちが多くの二酸化炭素を吸収していると思いますか?
答えはふもとっぱらで見つけてください。それではまた!
水曜日, 5月 17, 2006
毛無山にゴールドラッシュ!?
ふもとっぱらに訪れた皆さんは、目の前に広がる富士山の雄大さに心奪われてしまいがちですが、その反対側にある毛無山を眺めている人はあまりいらっしゃらないような気がします。カメラはいつも富士山に向けられています。今日は、そんな寂しい思いをしている毛無山の話です。
毛無山というと、木が無いはげ山をイメージしますが、山を見るとそんなことはありません。では、なぜ毛無山と呼ばれるようになったのでしょうか?毛無山はその昔、戦国時代から江戸時代にかけて金山として非常に栄えたという歴史を持つ山です。別名「富士金山」と呼ばれ、今川義元、武田信玄、徳川家康などに重視された場所であったとか。ゴールドラッシュ期は、麓千軒といわれ山の中の人口は3000人を超えていたそうです。人々が生活していくためや、金を精錬するその過程で非常にたくさんの燃料が必要だったことから、過度の伐採が行われ、山に木の無くなった時代があったそうです。その頃に、毛無山の名が付いたのでしょう。その後、元禄時代に大きな山崩れがあり、金の採掘に決定的な打撃を与えたと伝えられております。
毛無山に向かう登山ルートは2つありますが、地蔵峠ルートを選ぶと今なお金山の面影を残す場所があります。金を採掘していた穴もまだ残っています。入ることは非常に危険なことですが。登山道の道中で、黄銅鉱というキラキラ光る石を見つけることが出来ます。ふもとっぱらの食堂で一部、歴史資料も展示しております。
あなたもタイムトラベルしてみませんか?金山奉行がご案内致します。
毛無山というと、木が無いはげ山をイメージしますが、山を見るとそんなことはありません。では、なぜ毛無山と呼ばれるようになったのでしょうか?毛無山はその昔、戦国時代から江戸時代にかけて金山として非常に栄えたという歴史を持つ山です。別名「富士金山」と呼ばれ、今川義元、武田信玄、徳川家康などに重視された場所であったとか。ゴールドラッシュ期は、麓千軒といわれ山の中の人口は3000人を超えていたそうです。人々が生活していくためや、金を精錬するその過程で非常にたくさんの燃料が必要だったことから、過度の伐採が行われ、山に木の無くなった時代があったそうです。その頃に、毛無山の名が付いたのでしょう。その後、元禄時代に大きな山崩れがあり、金の採掘に決定的な打撃を与えたと伝えられております。
毛無山に向かう登山ルートは2つありますが、地蔵峠ルートを選ぶと今なお金山の面影を残す場所があります。金を採掘していた穴もまだ残っています。入ることは非常に危険なことですが。登山道の道中で、黄銅鉱というキラキラ光る石を見つけることが出来ます。ふもとっぱらの食堂で一部、歴史資料も展示しております。
あなたもタイムトラベルしてみませんか?金山奉行がご案内致します。
火曜日, 5月 16, 2006
杣人の斧
世界的にみると、森林を伐採することは森林(環境)破壊につながることになっていますが、現在の日本では木を伐らないことが森林(環境)破壊につながっているという話は、前にもしましたが森林所有者が木を伐らないことには原因があるのです。まず、伐採した木は一般に市場に運ばれそこで売られます。そこで付く値段が非常に安いのです。
しかし、循環的に利用可能な資源として非常に有用な木材を、なんとか利用する方法を考えたいものです。
今日は、京都から修学旅行にやってきた中学生が木工体験に挑戦しました!ヒノキの間伐材を利用した、ネックレスと携帯ストラップ作りです。その名も、杣人の斧(そまびとのおの)。杣人とは、きこりのことです。山で暮らし、山で働き、山の恩恵を受けながら生活している人のことです。
お決まりの「木を伐ることは悪いことだと思う人ー!」という問いかけにほとんどイエスと答えてくれます。
木工体験を通して、何か感じ取ってくれれば幸いですね。
月曜日, 5月 15, 2006
水曜日, 5月 10, 2006
海岸林の危機
日本の海岸にはクロマツが多く植えられおり、日本人に馴染み深い美しい白砂青松の景観を作り出しています。この海岸林には、風致・景観としてのみならず、飛砂防備・防風・潮害防備・防霧・魚付き・航行目標・保健風致保安林として、人々の生命や農作物、国土を守る重要な役割を担ってきたのです。これらのクロマツ林はみな、人々の涙ぐましい努力によって造られた林であり、日本各地にはマツ林の造成が完了するに至るまでの様々なエピソードがあります。この松原が危機的状況にあることを皆さんはご存知でしょうか?その主たる原因は、昭和40年頃から発生したマツクイムシという、マツノマダラカミキリによって運ばれるマツノザイセンチュウによるものです。このマツクイムシによって、マツが枯れる被害が西日本を中心に拡大しております。現在青森県と秋田県の県境付近で薬剤散布などにより食い止められていますが、温暖化によってさらに北上していくと考えられております。昨日、日本三大松原のひとつである三保の松原に行ってきました。三保の松原は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地です。白砂青松の総延長7キロの美しい松林が続く海浜と、駿河湾を挟んで望む富士山や伊豆半島の美しい眺めが有名です。その美しさから、日本新三景・日本三大松原のひとつとされています。日本の白砂青松100選にも指定されています。また、羽衣伝説の舞台でもあり、浜には天女が舞いおりたとされる羽衣の松と呼ばれる樹齢650年の老松があり、付近の御穂神社には、羽衣の切れ端が保存されているそうです。この三保の松原でもマツクイムシの魔の手が忍び寄っていました。心ある人達によって必死に防除策が講じられているのですが、あちこちに枯れてしまったマツが目に付きます。皆さんが当たり前のように親しんでいる海岸沿いのマツ林、いつの日か無くなる日が来るかも知れません。
月曜日, 5月 08, 2006
ブルーベリーオーナー募集中です。
土曜日, 5月 06, 2006
芽吹き始めた毛無山
毛無山山頂よりみた富士山
昨日は毛無山に登ってきました。ふもとっぱらの管理棟付近の標高は約850mで、毛無山頂上は1946mと標高差1000m以上ありますが、途中には滝あり、昔栄えた金山の面影ありとなかなか楽しい山です。麓から毛無山山頂へは、不動の滝を通る尾根コースと山梨県の下部温泉へと抜ける地蔵峠コースがあります。地蔵峠付近では、金を採掘していた穴もいくつか見られます。(入るには十分な注意が必要ですが)今回は、尾根コースを選びました。登り始めは、緑鮮やかな新緑が美しく、華やかに迎えてくれます。まだ上のほうは、芽吹き始めたばかり。ミツバツツジやマメザクラ、ヤマザクラが花をつけておりとてもきれいでした。頂上までは2時間15分かかりました。その後は、大見岳(1959m)、タカデッキ(1921m)、雨ヶ岳(1771.7m)、端足峠と縦走しました。(このコースは笹の繁茂が著しく遭難者が出やすいのでご注意ください)この日は風が強く、ガスの移動が激しかったので富士山が出たり消えたり、また出たりとドラマティックな景観を見せてくれました。反対側は、南アルプスの峰々がみえます。尾根道は、シラビソやコメツガ、ダケカンバなどの大木が点在し、倒木の上や林床にはその稚樹がたくましく更新しています。 途中、ブナ林もありました。 雨ヶ岳から端足峠へ向かう途中は本栖湖が見えるようになります。
端足峠からはA沢貯水池に向かい、東海自然歩道でふもとっぱらへと戻りました。トータル約8時間のコースでした。
毛無山の新緑は、もうすぐそこまで来ています。
昨日は毛無山に登ってきました。ふもとっぱらの管理棟付近の標高は約850mで、毛無山頂上は1946mと標高差1000m以上ありますが、途中には滝あり、昔栄えた金山の面影ありとなかなか楽しい山です。麓から毛無山山頂へは、不動の滝を通る尾根コースと山梨県の下部温泉へと抜ける地蔵峠コースがあります。地蔵峠付近では、金を採掘していた穴もいくつか見られます。(入るには十分な注意が必要ですが)今回は、尾根コースを選びました。登り始めは、緑鮮やかな新緑が美しく、華やかに迎えてくれます。まだ上のほうは、芽吹き始めたばかり。ミツバツツジやマメザクラ、ヤマザクラが花をつけておりとてもきれいでした。頂上までは2時間15分かかりました。その後は、大見岳(1959m)、タカデッキ(1921m)、雨ヶ岳(1771.7m)、端足峠と縦走しました。(このコースは笹の繁茂が著しく遭難者が出やすいのでご注意ください)この日は風が強く、ガスの移動が激しかったので富士山が出たり消えたり、また出たりとドラマティックな景観を見せてくれました。反対側は、南アルプスの峰々がみえます。尾根道は、シラビソやコメツガ、ダケカンバなどの大木が点在し、倒木の上や林床にはその稚樹がたくましく更新しています。 途中、ブナ林もありました。 雨ヶ岳から端足峠へ向かう途中は本栖湖が見えるようになります。
端足峠からはA沢貯水池に向かい、東海自然歩道でふもとっぱらへと戻りました。トータル約8時間のコースでした。
毛無山の新緑は、もうすぐそこまで来ています。
金曜日, 5月 05, 2006
気球搭乗体験しませんか?
木曜日, 5月 04, 2006
テントサイトまだまだあります!
水曜日, 5月 03, 2006
この写真はなんでしょう?
(間伐を行っていない状態)
(間伐を行った状態)
ふもとっぱらホームページの中にも登場する、上の写真はなんだか解りますか?
これは、魚眼レンズをつけたカメラで森林の中から真上を撮ったものです。全天空写真といいます。一般的に、木を伐ることは森林破壊につながることのように思われがちですが、現在の日本では、木を伐らないことが森林の荒廃を招いていることをご存知でしょうか?これは、人の手によって造られた人工林というスギやヒノキやカラマツなどのシンプルな林での話ですが。こういった人工林では、間伐(かんばつ)という木を伐る作業が必要とされています。写真のように、良く間伐がされている状態は残された木の良好な成長と、林内が明るくなることによって次第にいろんな植物もみられるようになります。 また、解析ソフトを使うことでこの全天空写真から林内の明るさを知ることができます。
生きている木を伐るということ。木を伐って森を元気にすること。
あなたもやってみませんか?
火曜日, 5月 02, 2006
ふもとっぱらにMTBコース誕生
5月27日-28日にルイガノカップというマウンテンバイクの大会がふもとっぱらで開催されます。
その大会に向けて、大会のプロデューサーのT氏(日本を代表するダウンヒラー)がふもとっぱらの林内にコースを製作中です。500mオーバーのダウンヒルコースは圧巻です。なんでも日本一のラダーを含んでいるとか。MTB初心者の私も走ってみました(笑)楽しかったですよー!
人と森林の付き合い方は様々ですが、マウンテンバイクもいかがでしょうか?
http://www.louisgarneaucup.com/blog/ ←ルイガノカップ HP
その大会に向けて、大会のプロデューサーのT氏(日本を代表するダウンヒラー)がふもとっぱらの林内にコースを製作中です。500mオーバーのダウンヒルコースは圧巻です。なんでも日本一のラダーを含んでいるとか。MTB初心者の私も走ってみました(笑)楽しかったですよー!
人と森林の付き合い方は様々ですが、マウンテンバイクもいかがでしょうか?
http://www.louisgarneaucup.com/blog/ ←ルイガノカップ HP